加湿器って使うべき?加湿器の4つメリットとは

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寒い冬がやってきました。暖房器具が必要になる季節ですが、合わせて使いたいのが加湿器です。
加湿器を使用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、加湿器の効果とその種類について解説します。

加湿器の効果とは?

加湿器を使って適切に加湿を行うと、生活が快適になるだけではなく、健康や美容面でもよい効果が期待できます。
代表的な効果を4つ見ていきましょう。

身体を乾燥から守る

冬場の空気は、湿度が30%程であり、かなり乾燥した状況になります。また、暖房器具を使うことによって、室内の乾燥も進みます。
人間の目や喉、肌、髪の毛に最適な湿度は約60%です。60%を大きく下回る乾燥した環境に長時間滞在すると、人体から水分が失われ、ドライアイやドライスキン、髪のダメージなどにつながります。
冬の朝、起きた時に感じる喉の痛みも、乾燥によるもの。
こういった症状は、加湿器で適度な湿度を保つことで、予防することができるのです。

静電気の発生を抑える

冬に発生しやすい困りごとのひとつに、「静電気」があります。ふと物に触れた瞬間にバチッと衝撃が走るのは嫌なものです。
実はこの静電気にも、空気の乾燥が密接に関係しています。
物体表面にある水分は電気を通しやすく、電荷を逃がす役割を果たしています。 乾燥して水分が不足することでこの作用が弱まり、静電気が溜まりやすく、電荷が逃げにくい状態に。その結果、帯電状態が維持され、静電気が発生しやすくなるのです。
静電気が気になる時は、加湿器によって湿度を約60%まで上げてみてください。静電気は格段に起こりにくくなります。

ウイルス感染を防ぐ

毎年流行が恐れられるインフルエンザなど、ウイルス感染の予防としても、乾燥対策は欠かせません。
ウイルス感染予防の基本は、飛沫を飛ばさないようにすることです。
冬になって空気が乾燥してくると、咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスは、空気中により多く留まるようになります。しかし、加湿を行うとウイルスに水が付着し、その重みによって落ちていくため、飛沫の吸引を防ぐことができるのです。
また、加湿によって粘膜が潤えば、これも感染予防につながります。
乾燥が進むと粘液の層が薄くなり、ウイルスが細胞に侵入しやすくなってしまいます。
粘液の層を正常に保ち、粘膜からのウイルスの侵入を防ぐためにも、加湿はしっかりと行った方がよいでしょう。

体感温度を上昇させ、省エネに

また、空気中の湿度が上がることによって体感温度が上昇します。湿度30%と60%では、温度が同じでも体感温度は1~2℃違うといわれています。
その分エアコンなどの暖房器具の設定温度を控えめにできることから、省エネにもつながるでしょう。

加湿器の種類

一口に「加湿器」といっても、水蒸気やミストを発生させる仕組みの違いによって、「スチーム式」「気化式」「ハイブリッド式」「超音波式」の4種類に分けられます。
それぞれにメリット、デメリットがあるので、生活環境やスタイルにあったものを選びましょう。

スチーム式

スチーム式は、加湿器内部にあるヒーターで水を加熱して沸騰させ、発生した水蒸気を放出するタイプです。

【メリット】
・加湿力が強く、即効性が高い
・沸騰によって殺菌されるため、加湿器内部にカビが繁殖しにくい
・暖かい蒸気を使って加湿をするため、部屋の空気が暖まりやすい

【デメリット】
・電気代が高い
・吹出口が熱くなるため、子どもやペットがいる環境では注意が必要
・加湿力が強い分、調節しないと結露を起こしやすい

気化式

気化式は、濡れたフィルターに常温の風を当てて水を気化させ、その湿った空気を放出するタイプです。

【メリット】
・電気代が安い
・吹出口が熱くならず安全
・結露になりにくい
・運転音が小さい

【デメリット】
・加湿力が弱い
・放出される空気が冷たい
・フィルターに雑菌やカビ、カルキが付着しやすい

ハイブリッド式

ハイブリッド式は、複数の加湿方式を組み合わせたタイプです。
たとえば「気化式」と気化式の強化版である「温風気化式」の組み合わせなどがあります。
水を含んだフィルターに温風を当てて水蒸気をつくり、一気に室内を加湿した後、一定の湿度に達した時点で、自動的に消費電力の少ない「気化式」に切り替わるという方式です。

【メリット】
・スチーム式に迫る加湿力を持ち、即効性が高い
・フィルターの水分が蒸発する際、気化熱で温風の温度が下がるため、吹出口が熱くならない

【デメリット】
・本体価格が高い
・電気代が高め
・運転音が大きめ

超音波式

超音波式は、水に超音波を当てて激しく振動させ、ミストにしてからファンで放出するタイプです。

【メリット】
・運転音が静か
・電気代が安い
・吹出口が熱くならない
・インテリア性の高いものが多い

【デメリット】
・加湿力は弱め
・ミストの粒子が大きく、飛散範囲が狭いため、加湿ムラが起こりやすい
・内部にカビが生えやすい
・タンクの水が古いと雑菌などを拡散するリスクがある

 

いかがでしたか。
加湿器を使うメリットと加湿器の種類をご紹介しました。
適切な湿度管理をすることで、快適で健康的な冬をお過ごしくださいね!
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