地震で水道が止まったら…!?災害時の対応と備え

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昨今、大規模地震をはじめとする自然災害への注意や備えの大切さが、より一層叫ばれています。
災害の規模がさほど大きくない場合でも、生活に欠かせない水道などのライフラインが止まる恐れもあります。
今回は、水道が止まってしまったときの対応と、普段から揃えておくべき備蓄品についてご紹介します。

水道が止まったときにやるべきこと

水が止まってしまった場合、まず何から行動したらよいのでしょうか。優先順位の高い事柄からご紹介します。

居住地域の情報収集

対策を立てるためにも、まずは正確な情報を入手しましょう。インターネットの活用も有効ではありますが、断水における被害状況は、地域やエリアで細かく分かれることが多いのが特徴です。自治体などの大きな単位で伝えられるインターネットの情報は当てはまらないこともあるため、居住地を中心とした小さなコミュニティの情報が最も確度が高いといえます。
できれば、町内会やマンションの管理組合などから情報を集めましょう。
避難所が開設されると給水所や仮設トイレが設けられるので、自宅で生活する場合でも、地域の避難所については必ずチェックしてください。

備蓄品のチェックと買い出し

状況が把握できたら、現在ある備蓄品をチェックし、不足しているものがあれば、スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどに買いに行きましょう。
しかしながら、災害後は買い出しの人で溢れかえり、購入数量制限や商品不足によって入手困難になることも多々あります。何より、普段からの備蓄が大切です。災害時のための備蓄品は、後にご紹介します。

給水所で水をもらう

長期に渡って断水が続く場合、水道局から給水がなされます。居住地域のコミュニティ情報や水道局のホームページなどで給水に関する情報を確認し、近隣の給水所の場所をチェックしましょう。
給水時には、ポリタンクや大容量の空きペットボトル、給水袋などが必要です。

備蓄しておくべきもの

いざ災害が起こり、水道が止まってから慌てることのないよう、生活に最低限必要なものは備蓄しておくようにしましょう。
ないと困るもの、あると便利なものをまとめました。

飲料水

給水支援が行われるとしても、急場をしのげる程度の水は備蓄しておきましょう。
飲料水、生活用水ともに用意しておくと安心ですが、生活用水の備蓄は大量になり、置き場所にも困ることも多いかもしれません。その場合でも、最低限、飲料水は備えておきましょう。
1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば7日分程度の飲料水の備蓄が望ましいです。

食料

お米や乾麺、缶詰など、保存性の良い食料を備蓄しておきましょう。最近では、調理不要のカレーセットなど、味わいに考慮した災害食が豊富に市販されており、災害時の食料確保はもちろん、精神的な負担軽減にも一役買っています。
水道と同時にガスや電気が止まることも想定し、カセットコンロとカセットボンベも備えておくと、口にできる食料の幅が広がります。

使い捨て紙食器またはキッチンラップ

断水中はなるべく洗い物を出さないよう、食器は、紙皿や紙ボウルなど使い捨てのものを使いましょう。
また、食器にキッチンラップを敷いて使えば、ラップを交換するだけで、食器を洗わずに済みます。キッチンラップの常備もおすすめです。

各種衛生用品

断水時には、トイレや入浴、歯磨きなどが制限され、衛生面での不自由が増えます。水が使えなくても清潔を保てるグッズを備蓄に加えておきましょう。

非常用トイレセット

水道が止まると、まず困るのがトイレです。水なしで使える非常用トイレセットは必ず用意しておきましょう。100円ショップやドラッグストア、ホームセンター、ネット通販などで購入できます。
備蓄量の目安は、一人当たり35回分程度。1日に約5回として、7日分の備蓄です。
非常用トイレは、便座に袋をセットして使うものや車内でも使えるような携帯用トイレ、簡易的な便器になるものなど、さまざまな種類があります。いずれにしても、使用後の不快感を軽減するため、密閉性が高く、防臭効果や抗菌効果のある商品がおすすめです。

ウェットティッシュ

ウェットティッシュは、手や体を拭いて清潔を保つほか、食器の汚れ落としや掃除などさまざまな用途で使えて大変便利です。
体を拭くには、赤ちゃんのおしりふきもおすすめです。一般的なウェットティッシュよりも大判で破れにくく、また、皮膚にもやさしいつくりなので、肌への負担が気になる方も安心して使えます。

ドライシャンプー、オーラルケア用品

水なしで洗髪できるドライシャンプーやシャンプーシートなどもあるとよいでしょう。入浴ができない中でも、髪や頭皮を清潔に保つことができます。
また、オーラルケア用品も忘れずに。水を使わずに歯を磨ける歯磨きシートや液体歯磨き、デンタルフロスなども用意しておきましょう。

 

いかがでしたか。
地震などの災害によって水道が止まってしまったときの対応と、普段から揃えておくべき備蓄品についてご紹介しました。
備えあればうれいなし!いざという時のために、ぜひ準備してみてくださいね。

 

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