今年も暑い夏がやってきました。
いつでもさっと、冷たい飲み物で喉を潤したくなる季節です。
自宅の冷蔵庫で氷を作り置いておけば、ドリンクやそうめんなどの食べ物も簡単に冷やすことができて便利ですよね。
冷蔵庫の自動製氷機は、給水タンクに水を入れておくだけで手軽に氷が作れ、製氷皿を使う手間も要らないことから、とてもおすすめの機能です。
しかし、自動製氷機を使うにあたって、水道水やミネラルウォーターなど、どんな水を使えばいいの?と疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、冷蔵庫の自動製氷機に使える水の種類、また、使用する水に応じたお手入れについてご紹介します。
自動製氷機に使える水
現在では、水道水、浄水、ミネラルウォーターやアルカリイオン水などさまざまな水を使うことが可能です。
以前の冷蔵庫は、水道水しか使えないものがほとんどでしたが、最近では、ほぼすべてのメーカーにおいて、浄水やミネラルウォーターなどを使用できます。
ただし、水道水以外の使用には一部条件もあるので注意が必要です。
水道水以外を使用する場合の注意点
ミネラルウォーターは、硬度100mg/L以下のものなど、いわゆる軟水を使うこと。また、井戸水は、水質基準を満たしていることが必要です。
水道水以外の水は、塩素殺菌されていないため、給水タンクや浄水フィルターに雑菌が繁殖しやすくなります。3日に一度は給水タンクや浄水フィルターのお手入れをしましょう。
近年の冷蔵庫は、給水タンクや給水パイプを取り外すことができ、掃除がしやすい構造になっています。
給水タンクに入れるだけで洗浄できる洗浄剤も販売されていますので、清潔を保てるように工夫してみましょう。
また、硬度100mg/Lを超える硬度の高いミネラルウォーターを長期に使用した場合、カルシウムなどのミネラル分が凝固し蓄積され、故障の原因になる可能性もあるので、過度の使用は避けたほうがよいかもしれません。
自動製氷機のお手入れ方法
給水タンクと浄水フィルターのお手入れは、先述したように、水道水以外を使う場合は3日に1回を目安にしてください。水道水の場合は週に1回程度が適当です。
浄水フィルターは、3年程度で新しいものに交換しましょう。
お手入れ方法は機種によっても異なりますが、一般的な清掃手順は以下のとおりです。
1. 給水タンクの蓋を取り、タンクを水洗いする。
2. 給水タンク蓋の浄水フィルター、パッキンを取り外してそれぞれ水洗いする。
3. 取り外した部品を元に戻す。
また、氷を溜める貯氷ケースや製氷皿も定期的なケアが必要です。
洗える機種であれば、製氷皿は年1~2回はお手入れしましょう。
取扱説明書通りに取り出し、手で水洗いしてください。スポンジなどを使うと製氷皿の表面が傷ついて故障の原因になるので、手洗いがおすすめです。
冷蔵庫の自動製氷機で使える水の種類と、製氷機のお手入れについてご紹介しました。
大変便利な自動製氷機ですが、ジュース類やスポーツドリンク、炭酸飲料、お茶などは使用できないので、ご注意を!
ご自宅で手軽に氷を作って、暑い夏を乗り切りましょう。