毎年11月19日は、「世界トイレの日」というトイレの記念すべき日であったということをご存知でしたでしょうか?今回はそんな「世界トイレの日」についてご紹介いたします。
「世界トイレの日」創設背景
世界トイレの日は、世界トイレ機関によって2011年11月19日に創設されました。そして2013年に国際連合総会で国際連合公認の国際的に記念日と認定されました。
世界では、約45億人の人々が不衛生な設備を利用していると言われており、約8.9億人の人々が屋外排泄をしていると言われています。それだけの人々が衛生的なトイレのない生活を送っているということには驚きですよね。そういったことに目を向けるべく世界トイレの日を創設されました。
SDGsの1つの目標でもあるトイレ問題
実はこの世界のトイレの問題は、SDGsの目標の一つでもあります。
SDGsではの17つの目標がありますが、このトイレの問題は6つ目の目標に設定されています。
「2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性および女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を向ける。」と記されています。
参考:目標6: 安全な水とトイレをみんなに | 国連開発計画(UNDP)
世界トイレの日が与えた影響(国内)
世界のトイレ問題に目を向けてもらいたいと日本ユニセフは国営昭和記念公園(東京立川市)に「見えないトイレ」を設置しました。
この見ないトイレは、3つ個室トイレ並んだトイレとなっており、真ん中のトイレだけ土に便座が埋まっているモニュメントになっています。このトイレは、「屋外を“トイレ”として使う人たちのトイレ、すなわち“見えないトイレ”」を表現しているとのことです。
トイレの壁には『「トイレがあるのは当たり前」だと思っていませんか?』のメッセージある、便座のふたには「当たり前にあると思っていたトイレの重要性を再認識」できるようなメッセージが書かれています。
まとめ
トイレが使えずたくさんの人々が亡くなっています。これは現実であり、世界的に取り上げられている問題になるくらい大きなことなのです。当たり前にトイレを使用している私たちにはなかなか想像できることではないかもしれません。一人でも多く、トイレの無い生活で苦しんでいる人々の存在に目を向けて、何か力になれることがあれば積極的に行くそんな風潮が増えるといいですね。