毎日利用しているトイレから突然水漏れを起こしていたらビックリしますよね。
そのまま放置しておくわけにはいきません。
そんなときのために、今回はトイレのどこから水が漏れが発生しているのか？どう水漏れを直すのかご紹介します。
水漏れ原因箇所の確認
まずどこの箇所で水漏れが発生しているか、原因となっている箇所の探し方をお伝えします。
水漏れの原因である発生箇所を探すには、どこから水が漏れているのか？水の出所を確認しなくてはいけません。
便器の破損による水漏れなのか？配管から漏れているのか？それとも他の箇所からなのか？
水漏れの原因となっている箇所によって修理方法が変わりますのでまずはじめに水漏れの発生箇所の確認をしっかり行うようにしてください。
止水栓を締める
水漏れ発生箇所を発見したらまず止水栓を締めましょう。
水漏れ箇所によっては、一時的にこれで水漏れが収まる場合があります。
水を止めることによって作業も行いやすくなります。
トイレの止水栓は、手を洗う場所やタンクや便器と繋がっている給水管と壁や床が繋がっている部分に設置されていることが多いです。
見つけたらハンドルをひねり、マイナスドライバーなどで右回りにひねれば水が止まります。
なかなかトイレの止水栓が見つからない！という場合は、お家全体の水を止める水道元栓を締めましょう。
水道元栓はマンションやアパートなどの場合は、玄関の外付近に設置されていることが多いです。
一戸建ての場合は、敷地内の地面に設置されていることが多いです。
分からない場合は不動産会社や水道管理会社に電話して聞きましょう。
部品を揃える
トイレの部品やパーツを交換する必要がある場合は、ホームセンターなどで買いに行きます。しかし、自分でトイレの部品を探すのはとても困難です。
その際はできれば実物の部品を持っていき店員さんに聞いてみましょう。さらにメーカーや、型番、写真などもあると店員さんも理解がしやすいです。
原因箇所別の修理方法
ここからは実際に水漏れが発生している原因箇所別に修理方法をご紹介します。
止水栓・配管
止水栓や排水、給水管などのパイプから水漏れは、
ゴムパッキンなど内部パーツの劣化やバルブやナットなどのゆるみが原因
となっていることがほとんどです。
この場合は劣化したパーツの交換やゆるんでいるバルブやナットを締め直すことで直すことができます。
部品もホームセンターなどで手に入る事がしやすいものが多いので自分で直しやすい箇所であると言えます。
タンク上部やレバー付け根
タンクの上部、レバーの付け根部分から水溢れが発生している場合は、
「タンクの水位調整機能」に不具合が起きている可能性が高い
とみていいでしょう。
水位調整を行なっているパーツは、
- ボールタップ
- オーバーフロー管
- 止水栓
の3つです。
これらの部品を交換したり、調整することによってタンク内の水位が正常に戻る事が多いです。
タンクの下
タンク下側やタンクと便器と隙間から水漏れが発生している場合、
密結パッキンの劣化
が原因となっている可能性が高いです。
タンクと便器の間には少し隙間があります。この隙間を埋めている「密結パッキン」というゴム製の部品があります。
これが劣化したり破損したりしていると隙間ができてしまし、水漏れが発生してしまいます。
このパッキンを交換すれば、水漏れを直すことができます。
しかし、密結パッキンの交換はトイレのタンクを取り外す必要があります。
自分で直すこともできますが、この作業はとても大変な作業ですのでできれば水道修理屋さんにお願いしたほうがいいかもしれません。
便器本体
便器本体の水漏れは、
- 便器周辺の配管接続部の緩みや劣化
- 便器本体の損傷
- 便器本体に水滴が発生する結露
上記３つが原因となっていることがあります。
配管と便器が接続している部分から水漏れが発生している場合、バルブやナットを締め直してみて直ることがあります。それでも止まらない場合は、内部の部品が劣化している可能性があります。
その場合交換が必要です。
水漏れしている様子がないのに床や便器が濡れている場合、水漏れではなく温度差によって発生する「結露」である可能性が高いです。
トイレの室内外との気温差をなくすことで解消されることがあります。もしかしたら換気扇の故障なんかも原因だったりします。
便器本体の損傷は、自分で修理するのはとても難しく、水道修理屋さんにお願いしたほうがいいでしょう。
ウォシュレット
ウォシュレット水漏れが発生している場合、
電化製品でコンピューター制御している精密機器が故障している
場合があります。
コンセントが付いている場合はコンセントを外してください。修理については自分では難しいので水道修理屋さんに相談しましょう。
床と便器の隙間
床と便器の隙間からの水漏れは、
床下排水管の劣化や破損
が原因となっていることが多いです。
水漏れしている水が色がニオイが発生しているようであれば可能性は高いです。
もし排水管が破損している場合、水漏れの量が多く床にダメージを与えやすく悪臭を放ち、修理する際はかなりキツイかもしれません。
そして修理するために床や便器本体を取り外す必要があり、自分で直すのはとても困難です。放置していればそれだけ悪化していきますのでなるべく早めに水道修理屋さんを呼ぶようにしましょう。
