いざというときに困らない!水漏れ応急処置 3ステップ

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水道は、生活に欠かすことのできない重要なライフラインです。
水回りのトラブルで最も多く発生するのが、「水漏れ」。
使用できなくなったり、近隣にも影響が及んだりと、厄介なトラブルです。

ご自身で、もしくは水道業者に依頼してしっかりと修理することが大切ですが、いずれにせよ、まずは応急処置をしなければなりません。適切な応急処置を施せば、被害を食い止めることができ、修理作業も進めやすくなります。また、場合によっては修理費用が安く抑えられることも。

そこで今回は、いざというときに困らない!水漏れ応急処置の3ステップをご紹介します。

水漏れ箇所を確認する

まずは、水がどこから漏れているのかを確認しましょう。
特定の蛇口から漏れているなど、明らかな場合もありますが、床下や壁裏といった目に見えない場所からの水漏れもあります。できる限り探してみてください。

!注意!
感電の危険のある場所では、慌てて無理に触らず、電気ブレーカーを落として安全を確保してください。

止水栓を閉める

場所が特定できたら、水が漏れ続けるのを止めましょう。
水道管には、各所に止水栓が取り付けられています。水漏れ箇所が特定できたら、その場所の止水栓を閉めます。
たとえば、蛇口の根元から水が漏れている、噴き出しているといった場合には、その蛇口につながっている止水栓を閉めると水が止まります。
止水栓がわからない、見つからないときには、家の元栓を閉めてください。
元栓を閉めている間は、家中の水道が全て使えなくなりますが、ほとんどの場合、これで水漏れを止めることができます。

水漏れ箇所を塞ぐ

止水栓または元栓を閉めたら、水漏れ箇所を乾いた雑巾や布で拭きます。
漏れが少なく軽度な場合は、これだけでも有効です。
また、水漏れ箇所が小さい場合は、「水漏れ補修テープ」が役に立ちます。
テープは主に、自己融着テープ、水道用ラップテープ、防水補修テープの3つがあり、いずれも、ホームセンターやネット通販などで500円程度で販売されています。特長に応じて使い分けましょう。
テープの癒着力を高めるため、補修箇所の水や汚れ、異物を拭き取ってから使用してください。

自己融着テープ

耐水性、耐湿性、絶縁性に優れており、水漏れの補修に最適なテープです。
特に、真っ直ぐな配管に適しています。
テープを引き伸ばしながら重ね巻きを行い、巻き終わりに全体を指で押してしっかりと圧着しましょう。

水道用ラップテープ

排水管からの水漏れに使えるテープです。その名前の通り、キッチンラップのようにテープ同士が密着します。粘着剤が使われていないため、手がべたつかず、作業を進めやすいのが利点です。
しかし、使いやすい反面吸着力は弱めなので、勢いの強い水漏れには適しません。

防水補修テープ

配管のヒビ割れなど、小さな隙間からの水漏れに使用します。
高い防水性と伸縮性があり、カーブのある管や細かい部分にも貼りやすい仕様です。

!注意!
雑巾やテープでは塞ぐことのできないような水漏れの場合は、水漏れ箇所の下にバケツや洗面器を置き、漏れた水を溜めて被害が広がらないようにしましょう。

応急処置は以上です。
突然のトラブルに慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いて対処することが大切です。
急場をしのいだら、賃貸物件の場合は、早急に管理会社に連絡してください。階下などに影響が及ぶ可能性もあるので、早めに状況を説明しておくほうがよいでしょう。また、ご自身で修理が難しいときには、専門業者に依頼して修理する必要があります。
下調べや相見積もりなどの準備を進めましょう。
次回は、水道工事業者に依頼する際の注意点など、業者の選び方についてご案内します!

 

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