水道屋さんのサイトなどを見た時に、「水道局指定業者」という文字を見かけたことはありませんか？このサイトでは、水道局指定業者の詳しい説明と業者の選ぶ際の気を付けるポイントをまとめています。しっかりと理解をした状態で相談するように致しましょう。
水道局指定業者とは？
水道局指定業者とは「指定給水装置工事事業者」の略になります。指定給水装置工事事業者とは、厚生労働省がまとめている「水道法」の「指定給水装置工事事業者制度」に定められている業者となります。水道法？制度？と言われてもよくわからないという方も多いと思うので簡単言うと、「法律・法令に定められた基準で適切に施工できると認められた業者」のことを指します。もっと簡単に言うと、「水道工事をしても大丈夫です」と許可を受けた業者のことになります。
なぜ、指定業者が存在するの？
なぜ、わざわざ指定業者が存在するのでしょうか？それは、普段使っている水道で衛生上の問題で被害が出てしまったらどうなりますでしょうか？世の中はパニックになって水道水が安心して使えない！なんてことも起きてしまうのでしょうか。このような事態を避けるべく水道法に定められた基準に合う水道工事業者を認定しています。
非指定業者も存在する？
指定業者もいれば、非指定業者も存在します。水まわり業者なのに、水道工事ができない業者も存在します。認定を受けるためには諸々要件が存在し、業者の知名度や会社規模は関係ありません。例えば、インターネットで調べて検索の上位に表示されたから、頻繁に広告や冷蔵庫につけるマグネットでよく目にするようになったから指定業者じゃないの？と声も聞こえてきそうですが実際は水道指定業者ではない場合（非指定業者）も勿論あります。
非指定業者に依頼したらどうなる？
もし仮に、非指定業者に水道修理を依頼したらどうなるのでしょうか？結論からお伝えすると、違法になります。場合によっては、水道を止められるペナルティを受ける可能性もあるようです。指定業者は各自治体の水道事業者（水道局など）ごとに認定されますので、他所で指定を受けても工事を行う地域で指定されていない場合は、工事できませんので十分注意が必要です。
水道局指定業者を選ぶポイント
ここまで水道局指定業者についてお伝えしてきました。それでも実際、簡単な作業なら指定業者に依頼して安く済ませたいと思うのが正直なところ。もちろん、その選択も問題ないですが水道局指定業者に依頼すると多くのメリットも存在します。その上で、指定業者を選ぶポイントをお伝えしていきます。
そもそも水道局指定業者かどうか
国家資格保持者による管理・監督がされていて、難しい水まわりトラブルにも対応できる水道局指定業者であれば、一定の技術レベルが保証されています。まずはしっかり確認をして依頼するように致しましょう。非指定業者に依頼をして、手抜き工事や作業後に高額請求があったなどのトラブルも少ないくないようです。水道局指定業者ならそのようなトラブルはまず起きずらいので安心・安全という理由だけでも多くのメリットではないでしょうか。
対応が丁寧でわかりやすいか
作業や流れに関してわかりやすいか、金額に関して明快かなど、納得するまで説明してくれる業者かどうかがポイントです。例えば、かかる予定の無かった出張費などは事前に把握をして依頼するように致しましょう。
会社に問題はないか？実績はあるか
問題を起こすと屋号を変えてしまう業者もいるらしいので会社情報をチェックするのは重要です。歴史はどうか、売上や社員数はどうか。また、実績の掲載があれば取引先や実績の質や量はどうかなどチェックしてみるのも良いかもしれません。実際に電話やメールをしてみて、返信が早いか丁寧か、また電話口の対応かどうかなども気になるところです。しっかりとした会社なら電話応対なども教育が行き届いているはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、水道局指定業者とは何か、非水道局指定業者との違いや、指定業者に依頼するメリットをお伝え致しました。修理などの思いもよらない出費はなるべく安く収めたいという方も多いので、安心・安全より安い業者に依頼しがちです。ですが、問題が起きてしまうのが一番あとあと大変なのでしっかりと精査して依頼するように致しましょう。
