ある日、突然トイレが詰まってしまった場合、掃除道具一式があればぐに解消に向けて対処を行うことができますが、「まったく準備していなかった！」なんて時は焦りますよね。そんなときに身近にあるものでまず対処できるものがあります。それは「お湯」です。今回はお湯を使った詰まり解消方法や正しいやり方をご紹介します。
まずはトイレつまりの原因を知る
お湯を使った解消方法をお伝えする前に、トイレの詰まりが発生する主な原因を知っておきましょう。
トイレの詰まりを発生するよくある原因は以下になります。
- トイレットペーパー
- ティッシュ
- 流して捨てれるタイプのトイレ掃除シート
- スマホ
- おむつ
- 子どものおもちゃ
などが挙げられます。
普段流しているトイレットペーパー
最もトイレの詰まりの原因となるのがトイレットペーパーです。トイレを使用する際たくさんトイレットペーパーを使用する際に詰まりを起こしてしまうことがあります。
トイレットペーパーは水で溶ける水溶性になりますが、水につけたらすぐに溶けるというわけではありません。そして、たくさんのトイレットペーパーを流してしまうと詰まりが発生してしまうことがあります。
ティッシュは溶けない
普段、鼻をかんだりする際に使用しているティッシュは、トイレットペーパーと違って水に溶けません。
トイレットペーパーは紙の繊維が水に濡れることでほぐれますが、ティッシュはなかなかほぐれません。もちろんティッシュをトイレを流せば、トイレットペーパーよりも詰まりを起こしやすくなります。ティッシュはなるべくトイレで流さないようにしましょう。
トイレットペーパーやティッシュ以外に挙げたものももちろん詰まりの原因として多く挙がりますので流さないように注意しましょう。
お湯で改善する方法
トイレットペーパーやティッシュ、水で流せるタイプのトイレ掃除シートなどの水に溶けるものがトイレの詰まりの原因となった場合、状況によってはお湯で解消できる可能性があります。以下にお湯を使用した解消方法をご紹介します。
トイレの止水栓を閉める
お湯を使用する前に、必ずトイレの止水栓を閉めておきます。そして便器内の水も、なるべく少ない状態にしておいてください。なるべくお湯を適温で使用したいためです。
お湯の温度は40～60度に調整
詰まりの解消に使用するお湯の温度は40～60度が適温になります。目安は水を鍋で沸かすときに泡立ちはじめて湯気がのぼりはじめる頃合いです。
※お湯を使用する際はやけどに十分注意してください。
お湯を流す
お湯は、少し高い位置から流しいれていきます。流し入れたら1時間程放置してください。時間が経過したら、数回繰り返しましょう。最後にバケツで水を流し入れトイレを流してみましょう。これで流れれば成功です。
お湯を使用する際の注意点
お湯が熱すぎるとは便器など破損してしまう可能性があるため適温以上のお湯は使用しないでください。使用している際に自身に掛かれば大やけどにも繋がってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか？今回は身近にあるお湯を使用したトイレの詰まり解消方法をご紹介しました。基本的にはトイレットペーパーなどの水に溶けやすいもので詰まってしまった場合に有効と言える方法です。しかし、この方法でも解消できない場合は無理せずトイレ修理業者に依頼しましょう。
